背中は大きな筋肉群があるので、代謝があがり、上半身全体を引き締められる。姿勢やスタイルも良く見えるように。
ラットプルダウンで背中を鍛えるのに効果的なマググリップについて。Maximum Advantage Grip
グリップが重複してるね。MAX GRIPということも。
身体の背面は鏡で見えないが、きれいなスタイルを目指すには背中を鍛えることが欠かせない。僧帽筋、広背筋、大円筋、脊柱起立筋など大きな筋肉群がたくさんあり、姿勢や見映えも全体のバランスが良くなる。
背中は自重で鍛えるのが難しいため、効果的な器具の使用で効率的に鍛えられる。初心者でも扱いやすく背中全体に効くのがラットプルダウン。同じく広背筋を鍛えるシーデットプリーローもおすすめ。
ラットプルはノーマルの状態でストレートバーか、ベントラットバーが付いた状態で使用してもいいが、アタッチメントのマググリップを使用することで、背中の部位別に効き目が変わり、背中を効率的に鍛えられる。
使い方は、
1.マググリップを握って、視線を上げて、胸を上に突き出す
2.3秒くらいかけてゆっくりとグリップをひきつけ
3.ゆっくり戻して、負荷を逃さないように肘を伸ばし切らない
4.目的にあった回数を繰り返す
7種類ある
①パラレルグリップ・ミドル
広背筋上部、大円筋
②オーバーグリップ・ミドル
僧帽筋中部、広背筋下部
③アンダーグリップ・ミドル
広背筋下部
④バラレルグリップ・ナロー
大円筋、広背筋上部
⑤オーバーグリップ・ナロー
僧帽筋中部、広背筋下部
⑥アンダーグリップ・ナロー
広背筋下部、脊柱起立筋
⑦オーバーグリップワイド
大円筋
パラレルグリップが横に並行、オーバーグリップが順手になり、アンダーグリップが逆手になる。ナローグリップが短いタイプのグリップ。
マググリップでそれぞれ背中のどこに効いているのか、順番に付け替えて試しみるといい。トレーニングの幅が広がる。
握力がなくても扱いやすく、前腕が疲れにくく、背中に効いている感じが分かりやすいのが特徴。
手首が曲がって握力だけで支えるよりも、手のひらの付け根を押し付ける形になって握力がサポートされる。パワーグリップやストラップを使用する効果に近い。
そして手首を掌屈させるので背中に意識を向けやすくなる。
ワイドは手幅の広さから腕の筋肉が使われにくく、背中に効かせやすい。しかし思い重量は扱いにくく、無理な重量はフォームの乱れになる。
ミディアムパラレルはバランスよく、扱いやすい。手幅が肩幅くらいなので、引きやすく重量も扱いやすい。
ナローは手幅が狭く、背中に最もストレッチをかけられる。鍛えうるのが難しい背中の中心に効かせられる。腕にも負荷がかかりやすいので初心者には扱いが難しいかも。
デメリットは普通のバーでできることを、どれもこれも付け替えるのが面倒。順手、逆手、ナローワイドと調整するだけなので。
握力の限界が背中の限界よりも先に来ること。筋肥大に欠かせない負荷を上げづらいことがデメリット。初心者にはメリットとなる親指を巻き込めないことが、収縮感が弱くなる。
初心者が肩甲骨の下制動作を習得する手段として用いるのにとても有効な器具である。
ストレートバーは扱いが難しいので、すこし曲がったベントバーが基本的にはおすすめ。あればマググリップがいい。